

引っ込み思案な小学5年生・小山剛は、女子たちにいじめられてばかり、友達もなかなか作れずにいた。 そんな剛を助けてくれるのは幼馴染のボーイッシュ女子・大空翼ただ一人。しかし、「女の子にいじめられた上に、女の子に助けられる自分」が情けなく、剛は複雑な思いを抱えていた。 ある日、剛のクラスに一人の転校生がやってくる。彼女の名前は「廣井るる」。美少女だけどいつもおびえた表情をしていて、服に隠れた部分には痣がある。一目惚れしてしまった剛は廣井さんを守れる強い男になることを決意するが、ある出来事をきっかけに彼女の裏の顔が明らかになっていく。 廣井さんの策略によって狂い始める剛。友情、恋愛、嫉妬、裏切り。子供たちの人間関係は複雑に絡み合い、やがて取り返しのつかない悲劇へと発展していく──。

主人公ヘルガは天使。死んだ人間を天国か地獄かへ導く役目を担っている。しかし、行き先が決まった死者を案内するだけの仕事に退屈を感じていた。 そんな中、天界にある奇々怪々な死者が訪れる。彼は生前の行いを鑑みて天国行きが決まったのだが、「自分は地獄に行くべきだ!地獄に堕としてくれ!」と強く訴え始める。 前代未聞のケースに心躍らせるヘルガ。 「論理も修辞も脈絡もいらない。君が語ってくれるだけで嬉しいから」「だから君の言葉で教えて。」 死者の語りを手がかりに、生前に隠された事件の真相を紐解いていくヘルガ。果たして彼が地獄を望む本当の理由とは──。 天使と死者の対話から真実を暴く、新感覚ミステリーが幕を開ける!