消える私に夫の愛はいりません
編乃肌 / SORAJIMA
完結
消える私に夫の愛はいりません
編乃肌 / SORAJIMA
作品紹介
『未来読み』の能力を持つ子爵令嬢ルナティアは、いいように家族に利用されていた。 婚約者にまで搾取され、やがて能力の代償で片目が見えなくなる。このままだとすべての五感は消え、廃人同然になる未来しかない……。 そこでルナティアは家を出て、『自由に生きて最後は潔く死ぬ』ことを目指す。 そのために向かったのは、花嫁探しをしているという『月蝕み侯爵』の屋敷。 残虐非道と恐れられる侯爵ノクスに、ルナティアは条件を持ちかける。 「私を花嫁にしてくださるなら 1日1回、あなたのために未来を読みます」 「もちろん夫の愛はいりません」 「そして私がいらなくなったら、最後はあなたの手で殺してください」 そこから始まる、利害上の結婚生活。 能力の代償は秘密にするも、徐々に綻びが出始めるなか、やがて冷酷なはずの夫から一途な愛を向けられるようになりーー?
当サイトではお客様の利便性向上のための調査、分析や最適な広告の表示のためにクッキーを利用してアクセスデータを取得しています。詳細はプライバシーガイドラインをご確認ください。 クッキーの詳細設定もこちらから可能です。