
男の名はヴァン・クロムウェル。 人々は彼をこう称える。 「伝説のSランク冒険者」「“災害の魔女”の師匠」「英雄」「“世界最強”の魔術師」――。 ところがその正体は、少し魔法が使えるだけの“凡人”だった!? 勘違いから生まれた名声が呼び寄せるのは、人外の力を操る敵や超高難度クエスト―― どれも凡人には攻略不可能なものばかり。しかも正体がバレたら即、死刑! それでも凡人は、「英雄」という嘘をつき通す。すべては、ただ一人の少女――“災害の魔女”を守るため。 ――才能はない。嫌というほど知っている。 ――だが天才の戦い方は知っている。活かす方法も、弱点も、知っている。 ヴァンは戦う。知略と奇策、罠とペテンを駆使して、守るべき少女すら欺いて。 そしてヴァンは勝ち続ける。偽りの“最強”から真の“最強”に至る、その日まで――。

俺は壮太。恋愛経験ナシ、俗に言うオタク陰キャ男子高校生……元、だけどな。 え? 童貞卒業して陽キャになったのかって? 違う違う。男子高校生じゃなく――俺は、幽霊になっていた。 つまりオタク陰キャ童貞の元人間になったというわけだ。 前世の記憶はほとんどなく、覚えていることは童貞だということだけ。きっとこれが俺の未練なのだろう。しかも気が付くと女子高から出ることができない、いわば地縛霊となっていて困り果てていたわけだ。 だが、生きているときは怖くて女子に話しかけられない陰キャでも幽霊なら、女子のあんな姿やこんな姿が見放題! 罪悪感はなくもないが、幽霊も悪くないぜ! と思っていた。 そんな矢先、推しキャラのキーホルダーが学内で落ちていたのに気がつき、拾おうとし―― 「なんで女子校なのに、男がいるわけ……?」 可愛くて優しくて誰とでも仲良くなれるような人気者で、幽霊になった俺のことも唯一認識して気にかけてくれる――俺は不釣り合いな女の子を好きになってしまったんだ。

「70年分の不運、償ってもらうぞ、世界!」 現代にダンジョンが発生して数十年。Gランク冒険者の高橋幸人は「レベルを上げてもステータスが加算されない」という欠陥を抱え、周囲から馬鹿にされ続けてきた。 老人になるまで努力を続けた幸人はレベル99に到達するが、結局一度もステータスが上がることなく、孤独と貧困の中でその生涯を終える。 だが死の瞬間、眼前に出現する謎のメッセージ。 『ステータスシステムに致命的なバグが発見されました』 『修正パッチを適用し、あなたの人生をロールバックします』 『隠しパラメータ解放。ステータスボーナス+9999』 次の瞬間、幸人はかつて冒険者登録をした15歳の日に回帰していた。 ステータスを確認し、変化がないことに一度は落胆するのだが、よく見ると、新たな項目として『運』の数値が9999のカンスト状態で表示されていた――。 前世の知識を持ってやり直しの人生を開始した幸人であれば、モンスターは確実にレアドロップアイテムを落とし、確率で失敗するスキルや装備強化も全て成功。ミスしやすい武器も必中状態に。前世では守れなかった家族も救い、幸人の活躍は冒険者の注目をも引き寄せていく。超幸運の主人公による大当たり連続の日々が、いま始まる!

世界に《ダンジョン》が出現し、人々は《スキル》に目覚めた。スキルの才能は「色」で判別され、才能に恵まれたものたちは《魔術士》と呼ばれている世界。 主人公・黒崎 黎は全くスキルの才能がなく《無色》として蔑まれていた。 無能の烙印を押された黎は《紫の王》として実力を認められる弟の戒と比較されながら、《魔術士》になる夢を捨てきれず非戦闘員職として惨めな日々を過ごしていた。 《ダンジョン》出現から10年後、《時空神》と呼ばれる圧倒的な力を持つ存在が現出し、世界は滅亡の危機を迎える。 圧倒的強者である《時空神》と対峙したとき、黎の身に相手の能力を奪う《スキルドレイン》の力が目覚める…! チート級スキル《スキルドレイン》を使い《回帰》の力を手に入れた黎は過去に戻ることになる。 ――全てをやり直すために
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