
「何度死んでも、必ず助ける。この<残機制>で」 アマルティア帝国第七皇子レイドリック・フォン・アマルティアは笑っていた。 自身の影武者テッド・シィネルの命と引き換えに、目下の政敵を葬り去った報告があったのだ。しかし、勝ち誇ったその一瞬の隙があだとなる。 「あなたの役目はもう終わりなんですよ」 絶命するレイドリックが最後に見たのは、死んだはずの影武者テッドの顔だった。 格闘技とも魔法とも違う特別な力――奇蹟(ギフト)。 テッドもまた奇蹟(ギフト)を授かっていた。 その能力は<残機制>。残機がある限り、何度でも蘇ることができるまさしく理外の御業。 そんな特別な力をテッドはひた隠し、様々な苦行に耐え、機会を窺っていたのだ。 すべては故郷の仲間を討った、ティティ・ユグウィを殺すため。 そして、帝国に奪われた妹、クレアを救うため。 帝国への復讐を誓い、帝国の皇子に成り代わったテッドは皇位簒奪へと行動を開始する。 <残機制>を駆使し、皇位を奪え!

「お前、私の家族になってくれないか?」 最弱の魔族だったアーカイブは、死ぬ寸前だったところを魔王に拾われる。 子を産むことができず、近づけば他者を傷つけてしまう魔王にとっての唯一の「家族」となったアーカイブは、幸せな日々を送っていた。しかし、魔族は人を。人は魔族を憎み、お互いの平穏のため戦争をしていた。 魔王と討伐するために八英雄たちが和平を餌に魔王を呼び出す。アーカイブの目の前で罠によって弱体化させられた魔王は辱めを受ける。助けるために出ていくがアーカイブは最弱な種族……成す術もなく首を跳ねられ、魔王も八つ裂きにして封印してしまう。 自分に魔王を守る力があれば、意識がだんだん遠のいていく中最期の力を振り絞りアーカイブは、八英雄の一人であるリーゼロッテにとある魔法をかける。 【胎児の魂を食い殺し、存在を乗っ取るための禁断魔法――托卵(たくらん)】 この魔法により、アーカイブはすでに妊娠中だったリーゼロッテの胎児を乗っ取ることに成功する。 最弱の魔族から英雄の子へと生まれ変わったアーカイブは、突然変異で発現した『魔眼』を持っていた。石化、魅了、恐怖、透視、千里眼――。あらゆる種類を使いこなすことができる最強の魔眼を手に入れたアーカイブは、英雄達に復讐することを誓う。 たとえ復讐相手が、腹を痛めて産んでくれた自分の母親や未熟な自分を愛してくれた恋人であろうとも―― 「待っていろ英雄共――俺は貴様らを殺し、必ず魔王様を取り戻す!」

「人間は相変わらず我ら魔族の害悪でしかない」 元いじめられっ子の少年は異世界に転生し、魔王ノクトとして世界を支配しようとしていた。 だが野望達成の直前、計略によって配下の軍団長たちと共に封印されてしまう。 それから3000年が経過したとき、ついにノクトは封印を解くことに成功する。 復活した彼の前には、異形の化け物が人間を襲い、その人間どもが魔族を虐げている世界が広がっていた。 世界の惨状を知ったノクトは、共に戦った魔王軍の仲間と共に、世界を支配するために動き出す。 まずは化け物の生贄にされそうな魔族たちを救い、人間への報復を行っていく。 「我が前にひれ伏せ、世界。我が眷属たちよ、進軍を開始せよ」 最強魔王の世界征服が、いま始まる!

「結界を張るお仕事は終わったんでしょ? だったら王国魔術師部隊に入ればいいよ!」 魔王の軍勢から王国を守る結界が張り巡らされて30年。最初に100人いた結界術師は数を減らし、一人残ったブレイクが結界を支え続けていた。そしてついに勇者が魔王を打倒する日が訪れたが、平和になった世界では「結界術師は用済み」だと無能で底辺の職業扱いをされてしまう。 途方に暮れていたブレイクだったが、王都にいる勇者から衝撃の誘いが届く。過去にブレイクに助けられた勇者アリスは優秀な者だけが所属する部隊への加入を勧める。役立たずを理由に反対する者にも、ブレイクの真価を見せれば周囲も納得すると断言してしまう。 「結界術師なんて不要なんですよ!」 「じゃあ、彼に実力があればいいんだね?」 無能と馬鹿にされながらも無自覚に結界術を鍛え続け、無敵へと至ったおっさんが無双する! 異世界成り上がりファンタジー、スタート!
魔王を討ち、世界を救った英雄リオン・クライン。 だが、王国の裏切りによって、彼は深淵の牢獄へと堕とされた。 『裏クエスト』—— 出口のない地獄で、100万体の魔獣を討つまで終わらない試練。 十年の果てにリオンは【冥属性魔法】を得て、奈落を脱した。 ——だが、たどり着いたのは別世界。魔法を司る学園だった。 しかも、彼は「黒羽レン」という名も知らぬ少年として生きることを強制される。 そこは『探索者(シーカー)』を育成する名門校。 魔獣を討ち、未知の資源を探索する者たちが集う場所だった。 そして、この学園を支配するのは——かつてリオンを貶めた宿敵、シャルク・クランドール。 「すべてを奪った貴様が、ここにいるのか」 虐げられていた少年の体を借りたリオンだが、学園の序列も、『無能』と見下す連中も、彼には関係ない。 「俺は、俺のやり方で這い上がる」 冥界の超越者が、学園で無双する——!
最強の冒険者集団『金色の探究者』。 そのリーダーである美里恭一郎は、仲間たちの裏切りによりゲートに閉じ込められ命を落とした。 「——だが、ただでは死なん!!」 死の間際で死者への転生魔法を発動した恭一郎は、20年後の現代に『淺井京介』という『無』属性の学生として復活を果たす。 『無』属性——それは『属性無し』と揶揄される外れ属性。 だが恭一郎だけは前世の『時』属性の魔法により知っていた。 この『無』属性は、前世で最強と恐れられた『時』属性を遥かに凌駕するポテンシャルを秘めているということを。 斯くして恭一郎は『淺井京介』として冒険者学校に舞い戻り、社会に蔓延る悪を駆逐していく。 全ては自分を裏切った、欲望にまみれたかつての仲間たちを粛清するため。そして——。 「淺井京介よ、もう誰にもお前を侮らせはさせない」 前世で到達することのできなかった、真の意味で最強の頂に立つために。

西暦2054年、魔法の優位性が確立した日本。 魔法素ゼロの九条ハルトは、周りから劣等生として蔑まれていた。 そんな彼の元に《奇妙な手紙》が届く。その差出主は『10年後の自分』で―― 「九条ハルト。今は《落ちこぼれの俺》だな?」「お前は将来、時空魔法を操る大魔導師になる」「これから、俺の言う通りにしろ」 『未来からの予言』を受けたハルトは半信半疑で《新宿御苑F級ダンジョン》に潜る。そこには、未知の《隠し部屋》があり――! 劣等生が最強の時空大魔導師として成長し、マルチバース世界の全てを救う物語。

「ポチ、たくさん稼いでドッグフード買って帰るから待っててね!」大学生のまどかはダンジョン攻略で生計を立てる新米冒険者の一人。愛犬ポチを残し今日もダンジョンへ向かうのだが、夜になっても帰ってこない。不安に思ったポチはまどかを探して家を飛び出すのだが、危険なモンスターが跋扈(ばっこ)するダンジョンに迷い込んでしまう。絶体絶命のその時、EXジョブ【ワンダフル】が付与されて――。主人公がまさかの犬!? おさんぽ気分でダンジョンを駆け抜ける!
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